Gマーク申請
Gマークとは?
全日本トラック協会が一定の基準をクリアした事業所を認定します(貨物軽自動車運送事業安全性評価事業の一環)。
具体的には、安全性に関する38項目を評価し、優良な事業所を認定することになります。
現時点では、令和3年で約30%の事業所が所得していますが、年々増加しています。
また、顧客がより安全性の高いトラック事業者を選ぶのに役立つとともに、諸々のインセンティブが与えられます。
Gマーク取得のメリット
【国土交通省マター】
①IT点呼の導入
対面点呼に代えて、国土交通大臣が定める設置型又は携帯型のカメラを有する機器による営業所間等での点呼が可能となります。
②点呼の優遇
2地点間を定時で運行する形態の場合の他営業所における点呼、同一敷地内に所在するグループ企業間における点呼が承認されます。
③補助条件の緩和
CNGトラック等に対する補助について、最低台数要件が3台から1台に緩和されます。
④安全性優良事業所表彰
安全性優良事業所のうち、連続して10年以上取得しているなど、さらに一定の高いレベルにある事業所が表彰されます。
⑤違反点数の消去
違反点数の消去は通常の場合3年間で消去になりますが、違反点数付与後2年間で当該違反点数を消去できます。
【都道府県トラック協会】会員事業者に対する助成事業について、予算の範囲内で次の優遇措置が受けられます。
①ドライバー等安全教育訓練促進助成制度
特別研修への受講料助成金が、通常7割が全額助成されます。
②安全装置等導入促進助成事業
IT機器を活用した遠隔地で行う点呼に使用する携帯型アルコール検知器の1台2万円が助成されます。
③経営診断受診促進助成事業
・経営診断助成金の増額(通常8万円→10万円)
・経営改善相談助成金の増額(通常2万円→3万円)
【損保会社】
①保険料の割引損害保険会社及び交通共済の一部では、運送保険又は自動車保険等において独自の保険料割引を適用します。
Gマーク申請要件/認定要件
【申請要件】
①事業開始後(運輸開始後)3年以上経過していること。
②事業用自動車が5両以上あること。
③Gマークの不正申請により申請の却下または評価の取り消しを受けてから事業年度で2年以上経過していること。
④Gマークの不正申請により認定の取り消しを受けてから2年以上経過していること。
⑤Gマーク認定証やGマークステッカーの偽造などで是正勧告を受け、是正後3年以上経過していること。
【認定要件】
①評価項目合計点が100点満点中80点以上
②個別の項目で基準点をクリア
・安全性に対する法令の遵守状況 40点満点中32点
・事故や違反の状況 40点満点注21点
・安全性に対する取組への積極性 40点満点中12点
③法に基づく許可申請、届出、報告事項が適正になされている。
④社会保険等への加入が適正になされている。